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1983年の作品
三州吉良(今の愛知県西尾市)に生まれた青成瓢吉(永島敏行)
父の瓢太郎(三船敏郎)は、瓢吉が学生の頃から病気がちになり、生活も苦しくなっていく
早稲田大学に合格し上京した瓢吉だったが、さして学びたいこともなく、くすぶっていた
学生運動の仲間入りをして盛り上がってはみたものの、そうした志があったわけでもなくぼんやりしていた瓢吉は、お袖という女(松坂慶子)に出会い惹かれていく
その頃、地元では父の瓢太郎が生きていく気力を失い、自ら命を絶ってしまう
作品の冒頭、(他の土地では知らないが)この土地では忠臣蔵の悪者は大石内蔵助、という説明があるのが面白い
主人公は大学入学を機に上京し、世間に波にもまれ逞しくなっていく
その過程で出逢う女性と別れることで成長するようなストーリー
連想してしまう「青春の門」は、五木寛之が、早稲田の先輩にあたる尾崎士郎の作品を手本にしたもの
「青春の門」は、1975/77年と1981/82年に映画化されているけれど、「人生劇場」は何と本作が13回目の映画化(内田吐夢による最初の映画化は1936年)
本作は「青春の門」の二度目の映画化の直後、ということもあって、公開当時はむしろ「青春の門」のヒットに乗じた部分もあるのかもしれない
「深作欣二は、人生劇場を作りたくて映画監督を目指した」という話や、松坂慶子が両方に出演していることなど、この二作品の切っても切れない関係性を感じさせる
「人生劇場」が映画化された13回という数にも驚かされるけれど、その舞台(三州吉良)に縁のある「忠臣蔵」を扱った映画作品は(さすがに逸脱したストーリーもあるけれど)何と44本!
他にリメイク回数の多い作品としては、「オペラ座の怪人」は9回、「ロミオとジュリエット」は7回などがある
明日は、派手なプロポーズはやめておこう、と思う映画をご紹介