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1548. モントリオール・エクスポズを殺したのは誰なのか

引用元:NETFLIX

 

ワールドシリーズは、大谷翔平や山本由伸、佐々木朗希が所属するロスアンゼルスドジャースが進出したこともあって、大いに盛り上がっている

 

その相手は、カナダのトロント・ブルージェイズ

 

 

MLB (Measure League Baseball)といえばアメリカの野球で、全30チームのウチ29チームがアメリカ国内にフランチャイズがあるけれど、実は2004年まではブルージェイズの他にもう1球団カナダにチームがあった

 

そのチームは、1969年に初めてカナダのモントリオールに誕生

 

球団設立の2年前に開催されたモントリオール万国博覧会に因んだチーム名、エキスポズ

 

ロゴマークの青・白・赤色が示す通り、ケベック州はフランス語圏

 

12-3月の平均気温が氷点下を下回る土地で、果たして野球が根付くのか?という疑問もある中、オーナーは低予算をやりくりしながら球団経営を何とか続け、チームの本拠地として、1976年に行われた夏季オリンピックのメインスタジアム(形状的に野球場には適さない、コンクリートの塊の様な建造物)を採用する

 

そしてティム・レインズやゲイリー・カーターなどのスター選手も輩出し、1981年には地区優勝、「野球不毛の地とは呼ばせない」という意地を見せる

 

1994年のシーズンも、74勝40負という最高勝率(64.9%)を記録、しかし8月に始まった選手会によるストライキに阻まれ、この年はワールドシリーズは中止になる

 

興行収入を絶たれた球団は、選手を抱えられなくなり、「ファイヤーセール」と呼ばれるスター選手の放出を行い、モントリオールのファンを激怒させてしまう

 

 

ラリー・ウォーカーやジョン・ウェッテランド、マーキス・グリッソムという好きな選手を知ったのも、当時のエキスポズを去った後の活躍を見てのことだった

 

その後もペドロ・マルティネスラリー・ウォーカー、ブラディミール・ゲレーロ大谷翔平のライバルとして、ワールドシリーズで活躍しているゲレーロJr. の父親)など魅力的な選手は出てくるものの、球団の緊縮経営は続き、ついには行き詰ってしまう

 

 

ちなみにオリンピックのメインスタジアムの建設は、開閉式屋根の巨大競技場(当時は世界初)、予算は3億2000万カナダドルだったが、第一次オイルショックによる物価高騰で建設費の高騰もあり工期は大幅に遅れ、未完成のままオリンピックの開催となる

 

その後の改修や修復工事に金利も加え当初の5倍以上の建設費が投入され、モントリオール市とケベック州は、オリンピック開催から30年後の2006年まで負債を弁済することになる

 

1984年に開催されたロス五輪で一気に商業化(多くのスポンサーが協賛金を支払い、大会ロゴやキャラクターを印刷した商品を販売)する原因にもなった

 

 

 

 

そんなエキスポズの変遷を収めたドキュメンタリー

 

1999年頃(?)に一度訪れた思い入れの強いチーム(球団が消滅してからユニフォームも購入した)だったし、過去数十年の歴史の振り返りも出来た

 

NETFLIX独占配信ということで、わざわざ加入した甲斐もあった

 

 

MLBが将来エクスパンションする時には、モントリオールに球団が復活すると嬉しい

 

 

 

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