無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1546. 五番町夕霧楼

引用元:shochiku.co.jp

 

京都の丹後半島の先端にある小さな町で暮らす夕子(松坂慶子)は、甲斐性の無い父親、肺病の母に加えて三人の妹を食べさせるために、西陣五番町にある夕霧楼で働くことになる

 

西陣帯の織元である甚造(長門裕之)に水揚げされ、五番町でも一二を争う売れっ妓になった夕子の元に、ある日正順(奥田瑛二)という青年がやってくる

 

心を通わせた幼馴染で、京都の鳳閣寺で修業をしながら大学にも通っている正順が来てくれたことに喜ぶ夕子だったが、正順は遊郭に身を落とした夕子を「汚らわしい」と非難する

 

しかし、正順にとっても夕子は特別な存在に違いなく、その後もアルバイトで貯めた金を持って、時には夕子に工面して貰って夕霧楼にやって来ては、話し込んだり、歌ったりして、指一本触れずに帰って行く

 

いつかお金を貯めて遊郭を抜け出し、一緒に地元に帰る約束をするも、正順は学業も修行も疎かになり、また夕子を妾にしようとする甚造が(仕事で鳳閣寺に行った際に、よく夕霧楼で見かける正順を見つけ)住職にそのことを話してしまう

 

一方の夕子も、肺病を患い入院することに

 

 

 

水上勉の同名小説を原作にしつつ、後半は金閣炎上も盛り込み、ドラマチックなエンディングに

 

 

奥田瑛二のデビュー三作目とあって、やや存在感控え目な、まさに片鱗を窺うことができる

 

もっとドロドロした展開にも出来ただろうに、深入りしないところが80年代的だと感じさせる

 

 

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