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1958年のフランス映画
ぼくの「伯父さん」とは、ジェラール少年が慕っているユロ伯父さん(ジャック・タチ)
独身、無職、そして無口で優しいこの伯父さんに、ジェラールはとても懐いている
電動で開閉する門、ガレージのシャッター、玄関前の噴水、、
とても裕福な上に近代的な自宅、そしてその自宅が自慢でたまらない両親に抵抗を感じ、浮世離れした伯父さんといつも遊んでいる
プラスティック工場の社長をしているジェラールの父親は、妻の兄にあたるユロがいつまでもフラフラしているのが気に入らず、自分の会社で働かせようとしたり、結婚を勧めたりするものの、いつもユロは皆の期待に沿うことが出来ず失敗してしまう
超近代的な社長宅、対照的な伯父さんが三階に住む庶民的なアパート、そして近所には寂れた空き地とその横には無機質に並ぶ画一的で真っ白な団地
監督、脚本、そして主演を務めるジャック・タチの動きがパントマイム的でもあって、どうしても1936年の「モダン・タイムス」を想起させる(後の「プレイタイム」同様)
狙っているユーモアもわからないでもないけれど、如何せんクドく感じられるし、人間たちが右往左往する様を近所の犬が眺めているシーンも隠し味が隠れていない風で、改めて日本人とフランス人の気質の違いを感じさせる
フランス語の「エスプリ」と、日本語の「粋」の違いと言い換えるられるかもしれない
如何に知性に富んでいるのか大いに語るアピールまでを含めてエスプリとするのに対し、「みなまで言う」のは粋ではないのだ
数年後に再チャレンジしてみたい
明日は、水上勉原作の映画をご紹介