
引用元:amazon.co.jp
1977年の作品
老婆が叫ぶ「祟りじゃ~」でお馴染み
と言いながらも映画を観た記憶がない
金田一役に渥美清ということにも全然ピンとこないから、本当に観ていないんだろうなと、今さらながら鑑賞
寺田は東京の空港で航空機誘導員として働いていた
或る日、新聞の尋ね人に自分の名前があるのを職場の上司が教えてくれ、指定された大阪の法律事務所を訪ねる
そこには初めて会う母親方の祖父がいて、自分の背中にある大きな火傷痕から本人と認められるも、祖父は言葉を交わす前にその場で発作を起こして死んでしまう
父方の親戚という未亡人の美也子が代わりに来て、寺田を故郷の八つ墓村に案内してくれた
自身の出自について今まで何も知らずにきた寺田は、多少の興味と祖父の葬式に出るために美也子について行くも、腹違いの兄が病床にあり余命いくばくも無いことから実家の多治見家の後継者であることやそれに伴うかなり重苦しい話を聞かされる
その村の由来となった戦国時代の話と、28前に父親が起こした事件との関連など、割と強引に紐づけられているけれど、先述の人間ドラマがテーマになっている分、許容しやすくなっている
個人的には津山事件を扱った「丑三つの村」との関連を意識しながら鑑賞できたから、ストーリーを追いかける負荷も無く楽しめた
雰囲気が「砂の器」に似てるなあ、と思っていたら監督、脚本と同じ制作陣だった
推理モノにありがちな犯行経緯の詳細や探偵による謎解きの部分は大幅にカットされ、あくまでも人間ドラマとして作られている
ちなみに老婆(姉)役の市原悦子は、当時まだ40そこそこ、特殊メイクなどに頼れる時代ではないから、今観ると結構無理があるのが妙に可愛らしい
明日は、ロバート・アルドリッチ監督の遺作をご紹介