無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1508. 落穂拾い

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引用元:Yahoo.co.jp

 

2000年のフランス映画

 

 

ブログを始めた時、最初にとりあげる作品として頭に浮かんだのはアニエス・ヴァルダ監督の「幸福

 

下書きをしてから何となく「最初の割に重たいかも」と思い、少し考えてから「おとなのけんか」に変更

 

最初にマイベスト的な作品を挙げるよりも、気軽な選択の方がブログを長く続けられるような気がした

 

 

 

本作はアニエス・ヴァルダ監督が市場で道に落ちている食べ物を拾う人を見て「落穂拾い」を連想し、これをテーマに取材したドキュメンタリー

 

 

 

ミレーの有名な絵画も刈り入れが終わった後に麦の穂を拾い集めているもの

 

刈り入れした稲は地主のもので、貧しい農婦たちはこうして「落穂拾い」をして食い繋いていた

 

 

ヴァルダ監督は畑に捨てられる大量のじゃがいもを拾いに来る人たちにインタビューする

 

農家は「基準に合致した大きさのじゃがいも」だけを出荷し、残りはすべて捨ててしまう

 

中には大きすぎるという理由で捨てられた立派なじゃがいもも含まれていて、トレラーハウスで暮らしている人たちは大きな袋を抱えて何十キロ分ものじゃがいもを持ち帰る

 

またノワールムーチエという島では大潮の後、浜に打ち上げられた養殖の牡蠣を拾いたくさんの人がやって来る

 

ヴァルダ監督は、苦情を言われないように養殖場には近寄らず、牡蠣を拾い集める人たちや、その様子を見ている養殖業者にインタビューしていく

 

 

こうした行為を規制するルールも近年はあるけれど、農家や養殖業者たちもある程度は許容している(片付ける手間も省けるし、施しの気持ちもあるのだろう)

 

廃棄ロスがなくなるような全体の仕組みも大切ではあるけれど、こうした地域の中でのバランスが何とか維持されているのは微笑ましい

 

無責任なファストフードチェーンの〇○〇ー〇○〇も、持ち帰ってくれる人が居たら良いのに、、(捨てる方も悪いけど、売る方に非は無いのか?)

 

窃盗行為だと騒ぎ立てることも可能だろうし、拾う側がSDGs的な主張をすることもできるのかもしれないけれど、そうではなく「一線を越えないように」共存する余地を確保しているのは世知辛い世の中での救いにも思える

 

 

わたしは、ダニエル・ブレイク」でのフードバンクのシーンや「ありあまるごちそう」で描かれる食の不均衡と同じように考えさせられる作品

 

 

 

明日は、キャッチフレーズ(?)が有名なホラー映画をご紹介

 

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