無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1503. てんやわんや

引用元:shochiku.co.jp

学生の頃から、ヤリ手代議士の鬼塚(志村喬)の世話になっていた犬丸(佐野周二)は、今も彼の元で働いている

 

内気ながら従順な働きぶりで、周囲からは「腰巾着」と揶揄われていたが、犬丸自身は(同僚たちのように器用に立ち振る舞えるわけでもなく)気にしていない

 

そんな犬丸のことを、親しみを込めて「ドッグさん」と呼ぶ、鬼塚の秘書・花輪(淡島千景)は、その奔放な性格で鬼塚にうまく対処しながら、犬丸に好意を寄せていた

 

 

ある日、競争の激しい東京での生活は自分に向かないと、犬丸は「会社を辞めて、故郷の北海道に戻らせていただきます」と鬼塚に告げるも、犬丸を自分に都合よく使うことしか頭にない鬼塚は、

 

「それなら、私の故郷・伊予の相生町で暮らすといい 北海道はまだ寒いからね」と、機密文書を暫く預かるという仕事も与え、ひとまず犬丸を四国に行かせる

 

 

 

思いの外、相生町での生活に馴染んだ犬丸は、周囲からも先生と呼ばれ、慕われていく

 

周囲の人間にもそれぞれ思惑があり、犬丸はここでも都合よく使われてしまうが、本人には「慕われている」という感覚もあって、不思議に思いながらもつき合いを深める

 

 

因みに、「てんやわんや」の語源は、「てんでん」(各々)+「わや」(無茶苦茶)の合成語らしく、まさに相生町の人たちの思惑に通ずる

 

 

途中、現地の人の台詞が聞き取れないことや、自宅の庭にある大木を夜中に切り落とされてしまう風習、また饅頭の大食いや、どんな出来事も賭け事にしてしまうことなど、犬丸にとって、驚きと好奇心がいつまでも続く様子が面白い

 

クライマックスが、地元の祭りと重なるのは(ストーリーとして)月並みな印象ではあるけれど、自然で上手な展開

 

 

 

明日は、ジム・オルークの音楽にシビレる作品をご紹介

 

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