
引用元:amazon.co.jp
イタリアにはこれまで5回行ったけれど、幸いにもスリに遭ったことはない
それでも、観光地や駅などの混雑する場所では、いつもより意識してしまう
やはり「スリの多い国」という印象が刷り込まれているのを感じる
実際には、2009年のOECD資料では ↓ の通り、むしろ少ない方

この結果を、「意外にも」と言うのは、イタリアの人たちに失礼だけど、その印象の原因には本作も関係しているかもしれない
1948年のイタリア映画
第二次大戦直後のローマでは、男たちの多くは仕事にあぶれ、日雇い仕事を貰うのにも苦労していた
妻と幼い息子と暮らしているアントニオ(ランベルト・マジョラーニ)もその中のひとりだったが、運よく職安からポスター貼りの仕事を貰う
自転車が必須の仕事と言われ、やむなく「持っています」と答えたアントニオ
しかし、仕事に使えるような自転車は無く、折角仕事にありついたというのに悲嘆に暮れていると、妻のマリア(リアネーラ・カレル)が、家のベッドのシーツを剥し、洗濯して、質に入れてしまう
そうして手に入れた自転車で、意気揚々とポスター貼りの仕事に精を出すアントニオだったが、仕事中に大事な自転車を盗まれてしまう
警察は盗難届は受理してくれたものの、それ以上は動いてくれず、仲間と(盗品が流れていそうな)マーケットに行き、同じ種類の自転車を探すも見当たらず、アントニオは息子とふたりでローマの街を捜し歩く
70年以上前の作品ということもあって、今では通用しない感覚や考え方が満載で、映画作品としても単調ではあるけれど、そうした感覚や、創造が大いに受け入れられた時代の名作だと純粋に感じる
「おいっ」と思わず声が出そうになるエンディングも秀逸
明日は、アル・パチーノ主演作品をご紹介