
引用元:amazon.co.jp
2005年公開、オーストリアのドキュメンタリー映画
何億人もの人が飢えているというのに、それを養える以上の廃棄が行われている「食の不均衡」についての作品
「食のロードムービー」と銘打たれているだけあって、欧州を中心に生産地から加工、消費、そして廃棄される所まで追いかけて、そのメカニズムと物流を解き明かしていく
と同時に、関連する飢餓の問題も扱うことによって強烈なメッセージを発信している
冒頭では、オーストリアのウィーンで廃棄されるパンについて
この都市で廃棄される量は、オーストリア第二の都市グラーツで消費されるパンの量と同等
また原料となる小麦はインドからの輸入品で、その価格は道路凍結を防ぐために蒔く塩よりも安いという
また、北欧で消費されるトマトについては、スペイン南部でアフリカからの不法移民たちによって栽培されたもので、彼らには家もなく、使われていないビニールハウスに寝泊まりしているという
このような事例がいくつか続き、「世界の富の半分はトップ500の企業によって占められている」というメッセージの後にネスレ社長のインタビューで幕を閉じる
何故、社長はこのインタビューを引き受けたのだろう?
もちろん、大手食品会社が変わらなければいけない部分もあるのは事実だけど、こうした大企業の納税によって世界中のインフラや失業者のケアなどが賄われている面には一切触れないことには、偏った正義を振りかざされている様な気分にも
大企業を擁護するわけではなく、「着手すべき問題」や「戦うべき相手」を見誤るのはまずいのでは?
明日は、大のオトナが喧嘩するアメリカ映画をご紹介