
引用元:yahoo.co.jp
是枝監督のデビュー作
宮本輝の小説が原作ということもあって、全編しんみりモード
その中で、田舎の風景や地元民の描き方、また主要人物の服装などには、すでに監督の個性も垣間見ることができる
もちろん(そんなことは期待していないし)ぎこちなさはあるし、雰囲気を出そうとしているのか映像の明るさが足りず、鑑賞が難しいシーンもある
主演の江角マキコもデビュー作ということで、同様にぎこちなく、若き日の浅野忠信と関西弁の台詞を交わしているシーンなどは、観ていて落ち着かない
その中で、内藤剛志の演技には安定感があり、周囲の混沌の中で大きな救いになっている気がした
大阪に暮らすゆみ子(江角マキコ)は、子供の頃に、失踪した祖母を引き止められなかったことを長い間悔いていた
成人し、幼馴染の郁夫(浅野忠信)と結婚、息子も生まれ、今からが一番楽しい時、というタイミングで、郁夫が電車に轢かれてしまう
しかも、線路の上を電車に背を向けて歩いていたという
強い後悔の念に、再び沈むゆみ子を見かねた、近所のご婦人からの紹介で、奥能登の海沿いの村に住む民雄(内藤剛志)の元に、息子を連れて嫁ぐことになる
大阪から奥能登の漁村に引っ越し、延々と続く歓迎の席で微笑んでいるゆみ子の姿に
「嫁ぐって、引っ越しと転職を足しても適わないくらい大変なんだろうな」
と、ぼんやり考えながら鑑賞していた
明日は、オーストリアのドキュメンタリー映画をご紹介