
引用元:amazon.co.jp
1973年公開のアメリカ映画
(↑ のポスターからはイメージしづらいけれど)ロードムービーという理由からか、アメリカン・ニューシネマのひとつとして挙げられる作品
個人的な印象としては、当時9歳のテータム・オニールの可愛さと、別に反体制を気取っているわけでもないところから、その括りには抵抗を感じる
禁酒法が解禁されるかされないかという頃、詐欺師のモーゼ(ライアン・オニール)は安価で大量に手に入れた聖書を売り付けていた
新聞の死亡記事をチェックして亡くなった人の自宅を訪れ(亡くなったことは知らない体で)
「ご主人が奥様の為に注文されていた聖書をお届けに参りました」
と言って代金を回収するという手口
時々怪しまれた時には「お代は結構です」とサッと退散し、アシが付く前に車で次の街へ移動する
そんなモーゼは中西部の街で亡くなった人の知人を装った際に、亡くなった女性の娘で地元に身寄りのなくなった娘アディ(テータム・オニール)を叔母の住むミズーリまで送り届ける羽目になる
近くの駅まアディを乗せてやるものの、そこでミズーリ行きの子供切符を買い、叔母宛てに到着を知らせる電報を打ち、列車に乗せてしまおうとする
ところがなかなかシッカリ者で肝の据わったアディは「駅に来る前にモーゼが騙し取った金は(遺族である自分のためという口実を使ったのだから)私に返せ」と人前で騒ぎ立てる
慌てたモーゼは、アディと車でミズーリに向かいながら聖書を売って返済していく約束をし、詐欺師と少女のおかしな旅が始まる
モーゼとアディを、ライアン・オニールとその娘で映画初出演のテータムが演じている
冒頭で「その括りではない」と言いながらも、ふたりとも薬物で逮捕されたり異性とのトラブルがあったりという私生活のニュースを聞くと「アメリカン・ニューシネマを地で行ってるな」と感じざるを得ない
全編モノクロで雰囲気はあるけれど(73年の作品だけに)カラーでも観てみたかった
モーゼとアディが駅近くの店でホットドッグを食べるシーンで「さっさとそのコニーアイランド(ホットドッグ)を食べてしまえ」と言う
ニューヨークに辿り着いた、欧州からの移民たちが売り始めたホットドッグ
その中のひとり、ネイサン・ハンドワーカーがコニーアイランドで始めた店が後に「サイサンズ(Nathan's)」という名でチェーン店に成長していく
日本人が優勝したこともある「ホットドッグの早食い競争」を開催していることでご存じの方も多いだろう
そうした経緯からかホットドッグはコニードック、或いはコニーアイランドと呼ばれるようになったらしい
明日は、アンラッキーが続くアメリカ映画をご紹介