
引用元:filmarks.com
中学一年の担任教師、森口(松たか子)が、私語を止めない生徒たちの中で語り始めるシーンで幕を開ける作品
「わたしの娘は死にました」
「警察は事故死と判断しました でも事故死ではありません」
「このクラスの生徒に殺されたんです」
その娘を妊娠している時に、相手の男性がHIVに感染していることが判り、森口は籍を入れず、シングルマザーとして育てていた
続けて、犯人は二人いること、少年Aが電気ショックで娘を気絶させたこと、少年Bがその娘をプールに投げ入れ殺してしまったことを告げる
ところが、森口はそのことを警察に言うつもりは無いという
話の内容に、すっかり静まり返って聞いている生徒たちには、少年AとBが渡辺と下村であることは分かっていた
そして森口は「(先ほどの給食で配られた)ふたりの犯人の牛乳の中に、父親の血液を混ぜた」と告白する
冒頭でここまで重要な要素を晒しておいて、最後まで緊張と感心を繋ぎ止められるストーリーの魅力と、構成の妙に引き込まれてしまう
いやミス(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)というジャンルを世に広めた作品ではあるけれど、個人的には(学園モノが苦手なせいもあるのか)物理的にも精神的にもグロテスクなシーンを深く受け止めるというよりも、エンターテインメントとして鑑賞し、むしろ「あー、面白かった」というシンプルな感想と共に、後味スッキリ(というか後に引かない)な作品だった
明日は、ペドロ・アルモドバル監督作品をご紹介