
引用元:hulu.jp
アカデミー賞の主要5部門として
・作品賞
・監督賞
・脚本賞
・主演女優賞
・主演男優賞
があり、これまでに全部門(「Big FIVE」)を制覇した作品は、
「或る夜の出来事」(1934年)
「カッコーの巣の上で」(1975年)
そして本作(1991年)の三作品しかない
ここまでの偉業となると、全方位的に優れた作品であることに加えて、伝わりやすいインパクトだったり、同年のノミネートに強力なライバルが不在だったり、複数の条件が必要になる
ちなみに、その年の作品賞を争った他のノミネートは、
・「美女と野獣」
・「バグジー」
・「JFK」
・「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」
本作を「マイベストムービー」に挙げる人も多く、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンスの代表作でもあり、(文字通り)役者が揃い、脚本にも恵まれ、それぞれのキャリアのピークも重なり、化学反応を起こしたような印象
全米各地で若い女性の皮膚が剥され、殺害されるというショッキングな連続殺人事件が起こる
「バッファロービル」と呼ばれる犯人は逃走中で、FBIアカデミーの実習生クラリス(ジョディー・フォスター)は、行動科学科主任のクロフォード(スコット・グレン)から、この事件の解明に向けて、監禁中の凶悪殺人犯であり、元精神科医のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)から助言を得るよう指示される
さっそくレクターが収監されているボルチモア州立精神病院を訪れるクラリスだったが、依頼には非協力的でまともな答えは返ってこない
それでも何とか踏ん張るクラリスは「自分の過去について正直に話してくれれば、助言しても構わない」という約束をとりつける
そして、母を亡くしていた自身の幼少期に、警官の父までも殉死してしまい、伯父に預けられたこと、またその叔父が飼っていた羊を屠殺するのを目撃し、ショックで逃げ出したことを告白する
異常に困難なタスクが実習生に任せられたり、猟奇的な凶悪犯というつながりがあるとはいえ、レクターの助言に価値を置きすぎていたり、ストーリーの粗は散見されるものの、「そんなことは不問にしてしまう」緊張感
つくづく「名作とは、粗の無い映画ではなく、それを補って余りある魅力に溢れている作品なんだな」と再認識
明日は、東ドイツのヒーローを描いた作品をご紹介