無人島シネマ

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1442. サンザシの樹の下で

引用元:amazon.co.jp

 

文化大革命と言えば、資本市議を批判し社会主義を改めて創生するという名目で、毛沢東自らが復権すべく、政敵を攻撃させたり、その支持者と思われる層を迫害した

 

という理解ではいたけれど、1970年代初めには都市部の高校生を農村学習に派遣するという国策もあったという

 

 

静秋(チョウ・ドンユィ)は、その教育施策の一環で、都市からある農村にホームステイにやって来る

 

その村には、有名な一本のサンザシの樹があり、「英雄の樹」と呼ばれていた

 

サンザシは、普通白い花を咲かせるけれど、抗日戦争で最後までこの地で勇敢に戦った志士たちの流した血によって、このサンザシには赤い花が咲くという

 

静秋のホームステイ先には、地質調査隊として先にこの村に来ている青年・孫(ショーン・ドウ)が居た

 

静秋の両親は知識階級ではあるものの、父親は言動が問題視され、労働改造所送りとなり、母親は職場で再教育を受けていて、将来的な見通しは暗く、静秋はとにかく問題を起こさずに教職に就くことを厳命されていた

 

一方で、党幹部の息子である孫には、経済的にもゆとりがあり、静秋に何かと買ってくれようとするものの、周囲の目もあり、静秋は素直に受け取ることが出来ないでいた

 

 

 

主演のチョウ・ドンユィ、そしてショーン・ドウ、共に本作がデビュー作

 

初々しいけれど、しっかりした演技が、ストーリーにぴったりで、ベストなキャスティングだと思った(さすがチャン・イーモウ監督)

 

 

静秋に近づくことを止められない孫に、ずっと(周囲から密告されてしまわないか)ヒヤヒヤしながら鑑賞したせいで、少し消耗してしまった

 

悲しいエンディングは、脚本家の友人が体験した事実に基づくもの

 

 

明日は、1971年にロンドンで起こった事件をベースにした作品をご紹介

 

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