引用元:www.afi.com
1920-1930年代に活躍したブルース・シンガー、ベッシー・スミスの自伝的作品
個人的には、戦前ブルースなどを無差別に聴き始めていた学生時代に知った、レジェンドのひとり
多くの人がカバーした彼女の代表曲のひとつに「NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT(どん底にあっても人は気づかず)」という曲があるけれど、彼女の歌い方が断然胸に響くなあ、と何度も聴いた
「調子の良い時には、人は自然と集まって来るけれど、一文無しになったら誰もいなくなる」
という風な歌詞を、そのまま生き抜いたような彼女の波乱万丈なキャリアを描いた作品
ベッシー・スミスの歌が、世の中に知られるようになるまで、そしてブルースの女王として一時代を築いた後に落ちぶれてから、先輩シンガーのマ・レイニーが優しくサポートしていたのが印象的だった(この辺りはどれくらい事実なのだろう?)
ベッシー・スミスを演じたクィーン・ラティファのことは、まったく知らなかったけれど、本作中の歌は、吹替ではなくすべて彼女によるものと知って驚いた
彼女のアルバムを聴いてみると、普段ほとんど聴かないラップながら、これならと思わせる面白みがあって、最近よく聴いている
ちなみに、多くの人がカバーした彼女の代表曲のひとつに「NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT(どん底にあっても人は気づかず)」という曲がある、と書いたけれど、日本のブルースバンド憂歌団に「ドツボ節」という曲があるけれど、これは完全にこの曲が下敷きになっている
明日は、大島渚監督作品をご紹介