
引用元:movies.kadokawa.co.jp
2020年のアメリカ映画
公開当時、とにかく ↑ の画像をよく見かけた
ロザムンド・パイクの一般的なイメージは、ボンドガールに選ばれたことなどから、スタイルの良い美女という印象なのだろうけれど、個人的には「ゴーン・ガール」にも”エネルギーを持て余している様子”と書いたように、我が強いイメージ
俳優としては、絶対に後者の方が個性的、かつ魅力的
本作は、そんな彼女の真骨頂とも言える、何とも憎たらしい「悪徳法定後見人」役
認知症などで、ひとりでの生活が困難になった高齢者のサポートをする、法定後見人という仕事をしているマーラ(ロザムンド・パイク)
資産相続には関心があっても、ケアはしない子供も多く、マーラが介護施設への入所手続きから、以後の定期訪問など熱心なケアを続けている
裁判所からの信頼も厚く、マーラが手一杯なのを知りつつも、新たな高齢者のケアが必要になる度に、マーラが後見人に指名されていた
しかし、彼女の本当の姿は、公私に亘るパートナーであるフラン(エイザ・ゴンザレス)と共に、まだ元気で意識もしっかりしている「裕福な」独居老人に目を付けては、言うことを聞く医師に頼み「要介護」の診断書を書かせ、さらには裁判所で自身を後見人に指名させていた
その後は、家具、車、貴重品、そして家までも売却して現金化し、介護費用として必要だからと回収してしまう
携帯電話も回収し、後見人であるマーラの許可なしには(家族を含めて)外部と連絡出来ない環境に閉じ込めていた
ある日、獲物のひとりである老人が思いの外早く亡くなってしまい、(十分な回収ができていないと)悔しがるマーラだったが、施設のスペースが1人分空くのをいいことに、新たな獲物としてジェニファー(ダイアン・ウィースト)を標的にする
最後の展開は、それまで「痛快ブラック・コメディ」感を維持していたのに、落とし処の選択が若干安易に感じられた
「もうひと捻り」があったら、とんでもない傑作になっていたかもしれない、(もし自分が脚本家だったら、というアイディアも珍しく浮かんだり)などど好き勝手なことを書いているけれど、最後まで一瞬に感じられる118分だった
騙される老女役をダイアン・ウィーストが好演している
明日は、「WANDA / ワンダ」以来の衝撃作をご紹介