無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1362. 誰も知らない

引用元:Apple TV

2004年の公開

 

1988年に起きた「巣鴨子供置き去り事件」を元にして是枝監督自ら脚本を書いている

 

 

都内にある2DKのアパートに越してきたけい子(YOU)と息子の明(柳楽優弥

 

お隣さんには「主人は海外出張中で、、」と饒舌に説明するも、実際にはけい子の子供は4人いて、長男の明の他にも、長女の京子、次男の茂、次女のゆきがいた

 

子供たちの父親はそれぞれ別に生存するものの、いづれもけい子と子供を捨てて他所で暮らしていた

 

4人の子供たちは、出生届さえ提出されず、もちろん学校にも通わず、そして明以外は(存在しないものとして)外出や、部屋で騒ぐことさえけい子から禁じられていた

 

 

 

 

衝撃的な情報の多さ(141分の作品の冒頭の数分)で、すっかり消耗してしまう

 

ストーリーには強烈に惹きつけられながらも、途中で何度か再生停止してようやく最後まで鑑賞

 

 

けい子は、また別の男を追いかけて、子供たちの世話を(まだ小6か中1程度の)明に押し付けて居なくなってしまう

 

そして明は、食材の買い出しや調理、光熱費の支払いから兄弟の面倒までこなすも、次第に金欠になり、ついには電気を止められてしまう

 

 

 

母親のけい子は、前半の数十分しか登場しない(なぜなら子供を置いて居なくなる)けれど、

 

「どうしてここまで身勝手な行動が出来るのだろうか」とか

 

「子供が病気になる(そして保険証も無いから病院にも行けない)とは思わないのだろうか」

 

など、ずっとけい子について考えながら観てしまった

 

 

 

大事だと理解はしていても、自分にとって不都合なことを見ないように、考えないようにする能力は、(自分ではどうしようもない場合など)時には大事だけれど、けい子の様に発揮されるのは恐ろしいし、その動機が自身の快楽であれば猶更

 

 

 

明日は、ペ・ドゥナとキム・セロンの共演作品をご紹介

 

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