
引用元:amazon.co.jp
原題もそのまま「The Happiest Day in the Life of Olli Maki」
時は1962年の夏
ヘルシンキのパン屋の息子でプロボクサーのオリ・マキ(ヤルコ・ラハティ)は、世界タイトルマッチに出場することになる
それだけでも凄いことなのに、現チャンピオンが、アメリカからヘルシンキにやってくることになり、「フィンランド発の世界戦の開催」に、周囲は異常な盛り上がりを見せる
内向的でおとなしい性格のオリ・マキは、タイトルマッチは楽しみではあるものの、異常な盛り上がりにも、スポンサー対応にも辟易としていた
そんな中、彼は、ライヤ(オーナ・アイロラ)という女性に恋をしてしまう
自国で初めて開催される世界タイトルマッチに浮足立つ人たちの様子に、フィンランドという国の小ささがよく伝わってきた(ちなみにフィンランドの人口は約550万人)
本作が長編デビュー作というクオスマネン監督は、次作となる「コンパートメント No. 6」でも、寝台車で同室になったロシア人に、「フォンランドには何がある? 全部ロシアにあるものだろう?」という印象的な台詞を用意している
(国力的に)小さいという劣等感と、小さいけれど、、という反骨精神を感じさせる辺りの描写もクオスマネン監督の特徴のひとつ
ボクシング映画ではあるけれど、そこに比重はなくて、大事な試合の前に女性を好きになってしまった、ひとりの男性の物語
その割には数少ないボクシング・シーンも(実際にボクサーが演じているのだろう)迫力があり、ボクシング映画によくある鼻白みは皆無だった
明日は、ダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノの共演作をご紹介