
引用元:filmarks.com
その昔、中学校の文化祭で演じることになり、最初は「錬金術」や「死後の魂」など、勉強(?)と部活に明け暮れていた中学生にとってはピンと来ない印象が拭えず、渋々参加していたけれど、友達が監督を務めていたことや、次第にその世界観が見えてきたこともあって、終わってみれば結構楽しかった記憶がある
その話に登場する、悪魔のメフィスト等のモチーフもストーリーに盛り込んだ、日本の怪談モノにしては、異色の名(迷)作
仏教系の大学に通う四郎(天地茂)は、恩師である教授の矢島(中村虎彦)の娘、幸子(三ツ矢歌子)と婚約し、幸せな日々を過ごしているはずだった
ところが、同窓の田村という薄気味悪い男(沼田曜一)に付きまとわれ、ウンザリしていた
ある夜、田村の無茶な運転により、路上で泥酔していた男を轢き殺してしまう
「自首しよう」と提案するも、田村に無視されてしまった四郎は、事実を幸子に告げ、一緒にタクシーに乗って警察に向かう
ところが、その途中でタクシーが街路樹に激突し、幸子は命を落としてしまう
教授夫妻とも気まずくなり、実家に戻った四郎だったが、そこに轢き逃げした男の情婦が押しかけてくる
そして吊り橋の上で揉み合っていた四郎だったが、、
冒頭、幸子とその両親と幸せそうに語り合うシーンが、タイトルの「地獄」に向かって不幸な出来事の連続を経験する、四郎を暗喩している風に映る
後半、ファウスト的にスペイシー(?)な展開は、個人的な好みではないけれど、日本の古典的な怪談話と、欧州の戯曲を巧くミックスしたストーリーとして、最後まで楽しめた
明日は、情景の浮かぶ原作を見事に映画化した作品をご紹介