無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1326. 泥棒役者

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引用元:Yahoo.co.jp

 

2017年の作品

 

公開時に劇場で観たけれど、なぜこの作品を観たのかまったく思い出せない

 

おそらく時間がある時に思いつきで立ち寄ったのだろう

 

それから数年しか経っていないせいか割と詳細まで覚えていた

 

殆どのシーンが絵本作家の広いリビングが舞台という、いわゆるグランドホテル形式で展開していく

 

劇場で観るメリットはさほどない作品ではあるけれど、愛すべきB級感に溢れたコメディ

 

 

 

気の優しい大貫はじめ(丸山隆平)は、悪い仲間に強要されて盗みを働き少年院に入った過去を持ちながらも、今は真面目に働いて更生を目指していた

 

しっかり者の彼女美沙(高畑充希)のお陰でコミュ障も少しづつ改善し、幸せな毎日を送っていた

 

美沙の誕生日にプレゼントは用意できなかったものの、デートしながら一緒にプレゼントを決めようという話になり、はじめが待ち合わせ場所の歩道橋で美沙を待っていると、そこに現れたのは昔の悪い仲間のひとり畠山(宮川大輔)だった

 

はじめと別れてからも刑務所に入っていた畠山は、更正したはじめに対して「盗みに協力しないと彼女に過去をバラす」と脅し、ふたりである豪邸に侵入する

 

 

絵本作家役の市村正親のオーバーな演技も、その編集者で帰国子女という設定の石橋杏奈の英語の台詞も、宮川大輔の凄み方も(同列に語っていいものか?)絶妙にリアリティがなく、本作のコメディ感にフィットしていて安心して観られる

 

映画を主戦場とする俳優ではないキャスティングが独特の面白みを出すことに成功している

 

 

 

明日は、個性派監督の鮮烈デビュー作をご紹介