
引用元:eiga.com
2012年の作品
5年前に妻を事故で亡くした中村(堺雅人)は、経営している小さな鉄工所は何とか続けているものの、狭い自宅のテーブルには妻の遺灰があり、プリンと煙草を欠かさないという、ほぼ破綻した生活
事故の直前に中村に残した妻の「プリンばっかり食べちゃダメ」という留守電メッセージを繰り返し再生する毎日を送っている
心配した義理の兄が薦めてくれるお見合いも、すっぽかしたり、取り乱したりと、依然立ち直れずにいる
その事故とは、軽トラックによる轢き逃げで、運転していた木島(山田孝之)は刑期を終えて出所していた
そんな木島の元には、復習するまであと〇日、と書かれた無記名の手紙が毎日届いていた
本作公開の5年前に上演された演劇が原作とのこと
演劇っぽいストーリーでもないだけに演劇の方も観たかった
轢き逃げされた妻の恨みを晴らすために復讐を目論む、というシリアスではあるけれど単純なストーリー
撮り様によっては単調になってしまうところを、巧く映画作品に仕立てている
中村のとる異常な行動に一切の説明がなかったり、その理由を想像することはできて(留守電の再生は今でも妻と繋がっていたい気持ちから、ということくらいしかわからない)も答えには辿り着かなかったりという「やりっ放し」感が作品の魅力にもつながっている
公開時に劇場で観て以来、久し振りに鑑賞
山田孝之が狂気の轢き逃げ犯を好演している
この役を演じられる俳優は少ないだろうし、ハマり役でもあったけれど、それだけにステレオタイプというか、早めの満腹感があった
どちらかと言えば、常識人の役で観たい俳優
明日は、搭乗前に預かりものは厳禁、という映画をご紹介