
引用元:amazon.co.jp
2018年のアルゼンチン・スペイン映画
原題は「El Angel」
連続殺人犯による実際の事件をベースにした作品
時は1971年
ブエノスアイレスに住む17歳の青年カルリートス(ロレンソ・フェロ)は、まるで呼吸をするように自然に泥棒をしていた
ひとりで豪邸に忍び込んでは、金目の物を盗み、家族や友人に配っていた
薄々、悪いことをしていると気づいている両親から注意されるも、カルリートスにはまったく心を入れ替えるつもりなどは無く、また盗みを繰り返していく
そんなある日、学校でラモンという名の青年(チノ・ダリン)に惹かれるものを感じたカルリートスは、わざと彼につっかかり、それをきっかけにして仲良くなる
カルリートスの嗅覚が正しかったと言うべきか、ラモンもまた窃盗犯で、彼は父親のホセ(ダニエル・ファニゴ)と組んで仕事をしていた
カルリートスの思い切りと、ラモン親子の綿密な計画性とで、三人はより大きな盗みを繰り返していく
最高の相棒に出会った両者ではあったが、ラモン親子にとっては、カルリートスの無鉄砲さには危なっかしいものを感じ、恐れていた
そんな矢先、犯行中にカルリートスの暴力性がまたしても爆発し、ふたりの関係に決定的な亀裂が入ってしまう
どんな困難も、後先考えない暴力性で乗り切ってきたカルリートスが、ラモンとの関係修復においては特別にナイーヴな面を見せるところ、そしてバックに流れる「朝日の当たる家」が印象的
曲としては(力み過ぎな感じがして)あまり好きではなかったけれど、このシーンには妙に合っている
ヌーベルバーグとも、アメリカン・ニューシネマともひと味違う、アルゼンチンのシネ・ヌエヴォといった風な作品
明日は、黒澤明監督作品をご紹介