
引用元:abema.tv
雨の日は嫌いではない
自分が家にいて時間に余裕があれば、という条件は付くけれど
昔、マドリッドからバルセロナに向かう電車の中で、しとしと雨が降っているのを眺めながら、「雨は好きか?」と聞かれたことを今でも覚えている
その方(恐らく40歳くらいのスペイン人男性)は、「俺は好きだ、なぜなら雨はソイルに良いから」と言った
「ソイル?」
受験英語で習っておきながら、久しぶりに登場した単語に思わず聞き返してしまったけれど、意味は「土壌」
「農業を営んでいるわけでもないのに不思議なことを言うなあ」と、その時は思ったけれど、なかなか頭から消えてくれないエピソードで、最近はその気持ちもわかるようになってしまった
雨が降ると授業をサボって、新宿御苑のベンチで靴のスケッチをしている高校一年生のタカオは、将来靴職人になりたいという夢を持っていた
ある日、いつものベンチに、缶ビールにチョコレートというあり得ない組み合わせで座っている女性の先客があった
彼女の名はユキノといい、あまり自身の話はしないものの、何度も会うウチに親しくなり、いつの間にかふたりとも雨の日を心待ちにするようになる
母が居ない家庭で、いつも自炊しているタカオが、お弁当を作ってあげたり、そのお礼にユキノから高価な靴の本をプレゼントされたり
タカオは、「いつか履いてもらいたいと」ユキノの為に靴を作り始めるも、ある日学校で「先生」と呼ばれているユキノの姿を見かける
2013年の新海誠監督作品
順番で言えば、大ヒットした「君の名は。」の前作で、46分という長さのせいか「面白い短編小説」という印象
明日は、やっと観ることができた、ルーマニアの片田舎が舞台のサスペンスをご紹介