無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1286. 白い刻印

引用元:mihocinema.com

 

原題は「Affiction」(苦悩、その原因)

 

監督は「タクシー・ドライバー」のポール・シュレイダー

 

 

ニューハンプシャー州の北部にある、雪深い田舎町

 

警察官のウェイド(ニック・ノルティ)は、父親のグレン(ジェームズ・コバーン)と二人暮らし

 

幼い頃から父の暴力に怯え続け、気が付いたら自身も妻に同じことをして家を出て行かれ、弟も町を出て大学教授になっていた

 

 

ある雪の降る日、州の組合幹部が鹿狩りの最中に事故死する

 

当初は誤って発砲したものと思われていたが、異変を感じたウェイドは独自に捜査を始める

 

 

 

父親役のジェームズ・コバーン(「荒野の七人」、「大脱走」に出演)のアル中も、暴力性も、最低の人間性も、まったく改善されていないのに、同居を続けている哀しさ

 

体力的な優劣で逆転し、それ程脅威ではないこと、別居する生活能力もないこと、散々文句を言い合いながら互いに依存していることなど、複数の理由があるのだろうけれど、楽しみも少なそうな雪の田舎町での「どん詰まり感」がヒシヒシと伝わって来る

 

 

それにしてもニック・ノルティ、、、「48時間」から15年経っているとはいえ、同一人物とは思えない容姿に、役作りへの執念を感じさせる

 

 

明日は、オーストラリアで起こった事件をベースにした映画をご紹介

 

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