無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1229. エレジー

引用元:yahoo.co.jp

 

結婚は一度だけ、そのことを「間違いだった」として、離婚後は気ままな単身生活を楽しんでいる初老の大学教授デイヴィッド(ベン・キングスレー

 

授業を受けに来た生徒のコンスエラ(ペネロペ・クルス)に、半ば一目惚れしてしまい、自宅に生徒を招いての懇親会では(他の生徒そっちのけで)口説き落とす

 

30歳以上の年の差を越えて愛し合うようになる二人だったが、コンスエラは自らの「らしくない、青年の様な情熱と肉欲」について、親友のジョージ(デニス・ホッパー)に自虐的に打ち明ける

 

ジョージは面白がってその武勇伝を聞くも、当然のように(適当なタイミングで)「幕引きするべき」とデイヴィッドに説く

 

ジョージの言い分は重々わかっているデイヴィッドだったが、コンスエラに他の(若い)恋人がいるのではないか、或いはいつか自分の元を去ってしまうのではないかと不安になる

 

 

 

途中までは(あまりの年の差に)現実味の薄さを感じたり、純粋なコンスエラに対して、煮え切らないどころか酷い対応をしてしまうデイヴィッドにムカムカしたりしながら鑑賞

 

しかし、コンスエラと不仲になってから、息子との歪んだ関係や、長年のパートナーであるキャロライン(パトリシア・クラークソン)との仲が壊れそうになったり、ずっと支えてくれた親友のジョージの健康が危うくなったりする中で、日々を過ごすデイヴィッドの姿に、気が付くと惹かれていた

 

そして観終わった時には、観始めた時の期待値とのギャップに驚いていた

 

(すべて観ているわけではないけれど)ペネロペ・クルス出演作の中でも、また「砂と霧の家」などに出演しているベン・キングスレーのキャリアの中でも随一かもしれない

 

 

献身的な親友役にデニス・ホッパー、その妻をデボラ・ハリー(ブロンディのボーカル)が演じている

 

 

明日は、先入観で嫌っていた作品をご紹介

 

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