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作品の存在は知っていたけれど、このタイトルとこの画像には心惹かれず、「何だかショーシャンクの空に、みたいだな」と思っていた
実在するオーストラリアのピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた映画に知り、鑑賞してみた
メルボルンに住むデイヴィッド(青年期:ノア・テイラー)は、独学でピアノを学んだ父親ピーター(アーミン・ミューラー=スタール)からの教育によって、ピアノの才能を開花させていた
地元のコンテストでその演奏が注目を集め、アメリカ留学の推薦を得るも
「お前のことは父親の俺が一番よくわかっているんだ」
「家を出て、家族を崩壊させる気か」
と恫喝し、推薦の手紙を燃してしまう
しかし、その後もコンクールで高い評価を得るデイヴィッドに対して、英国王立音楽院に奨学金で留学できる話が舞い込み、再び激高する父に対し、デヴィッドは逃げるようにして家を出る
ロンドンではピアノに集中し、コンクールでも難し過ぎて誰も選択しないラフマニノフの曲に挑戦し大喝采を得るも、この時既にデヴィッドの精神は壊れかけてた
後年のデヴィッドを演じたジェフリー・ラッシュは、本作の演技でアカデミー主演男優賞を受賞している
そのデヴィッドを追い込んでしまう毒親のピーターを演じた、アーミン・ミューラー=スタールは、「ナイト・オン・ザ・プラネット」のニューヨークの話で登場する、東ドイツからやってきたタクシー運転手・ヘルムート(これは言われないとわからない)
明日は、ドラフト会議で揉めた年の冬についての映画をご紹介