無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1192. ダメージ

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引用元:Yahoo.co.jp

 

イギリス・フランス作品(1992年の公開)

 

前年出版された同名小説が原作

 

 

 

ティーブン(ジェレミー・アイアンズ)はイギリス下院議員、近い将来さらに上のポジションが約束されている

 

整った容姿で、家庭では妻イングリッドミランダ・リチャードソン)と息子もマーティン(ルパート・グレイブス)を持つ良き父親というこれ以上ない生活を送っていた

 

ある日、スティーブンが参加した大使館主催のパーティーで「マーティンと交際しています」と自己紹介するアンナ(ジュリエット・ビノシュ)に会う

 

不自然なくらいに見つめてくるアンナに魅了されてしまうスティーブン

 

その数日後、息子が彼女を自宅に連れてきた時にも、スティーブンは冷静に振る舞うのに必死にだったが、そこから二人とも何かに取り憑かれたかの様に惹かれ合っていく

 

そしてアンナはスティーブンにひとつ年上の兄について語り始める

 

父親の仕事の関係でいろんな国を転々とする生活が続きお互いに友達に恵まれない中で、二人は愛し合うようになった

 

しかし兄は次第にアンナを束縛するようになり、そこから逃れるようにアンナが15歳の時に幼馴染のピーターとつき合い始めると、絶望した兄は自ら命を絶った

 

 

マーティンとアンナの縁談は順調に進み、婚約のお祝いにアンナの母エリザベスを招いて四人で食事をすることになる

 

その席でエリザベスは四度の結婚歴のある奔放なキャラクラーそのままに、お酒に酔った勢いなのか自殺した兄について語り始める

 

妻のイングリッドはもちろん、マーティンでさえ聞いていない(そしてスティーブンも初耳の体で)衝撃の話をお祝いの席で暴露するエリザベスにその場は固まってしまう

 

 

この食事会の後、エリザベスを見送る車の中(車内には運転手とスティーブンの三人だけ)で、彼女からさらに衝撃的なことを言われてしまう

 

登場時間は短いものの、この強烈な役どころを演じているのはレスリー・キャロンという女優(フランス出身ながら活動は主にアメリカ)「ショコラ」などに出演しているけれど今回初めて認識

 

ストーリーとしては割と想像のつくタイプの話ではあるけれど、父と息子の相手をして違和感を感じさせないところはさすがにジュリエット・ビノシュ

 

そしてこの手のストーリーで陳腐にならないのもさすがルイ・マル監督だなあ、と妙に納得

 

 

明日は、1970年代のジャマイカの様子がうかがえる作品をご紹介

 

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