引用元:filmarks.com
存在は知っていたけれど、タイトルで敬遠していた作品
タイトルに「セックス」という言葉が入っているからというよりも、タイトルで釣ろうとする意図が強く感じられた
しかし、レビューを読むと「タイトルのネーミング・センスに惹かれて」と書かれていたりして、「世の中いろんな人がいるなあ」と思う(本作がヒットしたことからすれば自分がズレてるだけかも)
本作を強く推す人のコメントを、よく目にすることもあり、「それならば」と鑑賞
みるめ(松山ケンイチ)、えんちゃん(蒼井優)、堂本(忍成修吾)は、同じ美術学校の生徒
えんちゃんはみるめに、堂本はえんちゃんに、惹かれていながら、それを口にすることもなく仲良く過ごしていた
そんな中、リトグラフの先生の代役で非常勤講師としてユリ(永作博美)がやってくる
数日前、三人は山中の道で(風変わりな)ヒッチハイクの女性を拾ったのだが、その女性がユリだった
みるめは、39歳のユリに惹かれ、ユリもそれを楽しむかのように深い仲になっていく
ショックを受けるえんちゃんと、それを心配する堂本は、それでも三人の関係も何とか維持しようと気を吐くも、みるめは心ここに在らずといった風
ところが、実はユリには猪熊という旦那さん(あがた森魚)がいることがわかり、、
主演が松山ケンイチと永作博美ということになっているけれど、みるめとユリの関係は「年上の女性に夢中になる若者」というパターンで理解しやすく、面白いのはその関係にやきもきするえんちゃんで、彼女が実際の主役なのだろうと思いながら観た
それぞれが、当初思い描いていた形には収まらないながらも、何となく満足しているような(そうでもないような)エンディングの余韻が残る感覚が良かった
観終わって、尚、このタイトルじゃない方が良いと思った(しつこいな)
明日は、アパラチアン・トレイルに関する映画をご紹介