
引用元:filmarks.com
1951年の市川崑監督作品
京子(久慈あさみ)は東京郊外の実家に住む25歳の独身女性
明日、銀行員の男性と結婚式を挙げる
父親の恵介(千田是也)は外交官でイギリス生活が長く、洋服にパイプを好んでいるが、母親の節子(村瀬幸子)は和服で過ごすことが多い
式の準備や、家の片づけも終わり、むしろ暇になったこともあり、京子は両親の許可を得て(何なら恵介にお小遣いまでせびって)幼馴染の誠一(池部良)と銀座へ映画に出掛ける
午後二時に喫茶店で待ち合わせ、それから映画、スケート、ダンスホール
途中、誠一はそろそろ帰ろうと促すも、京子は「自由なのは今日で最後だから」となかなか帰ろうとしない
ダンスの途中、戦時中もずっと京子のことを想っていたことを告白するも、会話の途中で曲が終わってしまい、小田急の終電を逃した時には逆に京子の想いにうまく応えられない誠一
両親も公認の結婚式前夜のお出かけとはいえ、その後の人生の何か月、何年にも相当する、午後二時から深夜までのふたりの時間
大作ではないけれど、いま観ても素敵な作品
是非、リマスター(せめてノイズカットだけでも)して欲しい
明日は、期待値を遥かに越えた邦画をご紹介