無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1142. 近頃なぜかチャールストン

引用元:video.unext.jp

 

1981年公開のATG(日本アート・シアター・ギルド)作品

 

もっと昔の作品っぽいのは、戦後の平均寿命の新聞記事からスタートするせいか?

 

とても「なんとなく、クリスタル」や「スローなブギにしてくれ」、「セーラー服と機関銃」と同じ年に公開された映画とは思えない

 

 

 

ちょっと変わった若者、次郎(利重剛)は、ある夜、ベンチに座っているカップルにちょっかいを出そうとしたところ、成り行きで(?)度が過ぎてしまい、婦女暴行未遂で留置場に入れられてしまう

 

そこには日本人であることを捨て、「ヤマタイ国」の閣僚を名乗る6人の老人たち(無銭飲食で捕まった)が居た

 

翌朝7人とも無事に釈放され、老人たちが気になっていた次郎は彼らの住処を訪れるも、不法侵入で捕まってしまう

 

何とか死刑を逃れた次郎はヤマタイ国の労働大臣に任命され、老人たちから言いつけられる雑用をこなしながら共同生活を続ける

 

 

100%のコメディの中に風刺を盛り込んでいるタイプの作品

 

笑いのツボや、演じ方など、本作にある様々な要素が、今の映画に微塵も継承されていない風で、これはこれで貴重(?)な気がするけれど、ごく一部のクリエイターたちには影響を与えていそうな気もする

 

中でも刑事役の財津一郎本田博太郎の演技が面白かった

 

 

監督は岡本喜八

 

資金不足もあって、撮影には監督の自宅も使用されている

 

 

 

ちなみに明日から1週間、出張に出掛けます(ブログはアップ続けます)ので、反応遅れがちになりそうですが、引き続きよろしくお願いします!

 

 

明日は、1964年公開の日本映画をご紹介

 

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