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エチオピアの村で代々続いていた「誘拐婚」についての話
14歳のヒルトは、勉強が大好きな少女
「飛び級できるように推薦してあげよう」という先生からの話もあり、笑顔で帰宅していたところを、馬に乗った6人の男たちに誘拐される
ヒルトは遠く離れた人家に閉じ込められ、彼女を妻にしたいという男から暴行を受ける
翌日、男たちの隙を見て、拳銃を抱えて逃げ出すも、途中で見つかってしまい、男を射殺してしまう
地元の警察は、ヒルトが怪我をしているにもかかわらず拘束したままで、裁判することなく死刑にするという
また村の男たちは(ヒルトの父も、ヒルトを襲った男の父も参加)集まり、昔から続いてきた方法で解決しようと話し合う
NGOである女性法律家協会に所属する弁護士のメアザは、彼女の弁護を名乗り出て、正当防衛を主張する
ところが警察の対応は鈍く、司法省も村に古くから存在するルールは「慣習法」として法で裁くことのできない領域と認識、逆にメアザたちの立場が危うくなっていく
地方の村に残っているしきたりへの配慮は必要ながら、(村の女性たちが悲鳴を上げている以上)国際的なルールで踏み込むしかないのだろう
エンドロールの前に「ヒルトの事件以降、結婚目的の誘拐は懲役5年に」というテロップが流れる
自身も人道支援活動を続けているアンジェリーナ・ジョリーが、Executive Producerとしてクレジットされている
明日は、1981年公開のATG作品をご紹介