無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

1141. チャイルド・マリッジ 掠奪された花嫁

引用元:amazon.co.jp

 

エチオピアの村で代々続いていた「誘拐婚」についての話

 

 

14歳のヒルトは、勉強が大好きな少女

 

飛び級できるように推薦してあげよう」という先生からの話もあり、笑顔で帰宅していたところを、馬に乗った6人の男たちに誘拐される

 

ヒルトは遠く離れた人家に閉じ込められ、彼女を妻にしたいという男から暴行を受ける

 

翌日、男たちの隙を見て、拳銃を抱えて逃げ出すも、途中で見つかってしまい、男を射殺してしまう

 

 

地元の警察は、ヒルトが怪我をしているにもかかわらず拘束したままで、裁判することなく死刑にするという

 

また村の男たちは(ヒルトの父も、ヒルトを襲った男の父も参加)集まり、昔から続いてきた方法で解決しようと話し合う

 

NGOである女性法律家協会に所属する弁護士のメアザは、彼女の弁護を名乗り出て、正当防衛を主張する

 

ところが警察の対応は鈍く、司法省も村に古くから存在するルールは「慣習法」として法で裁くことのできない領域と認識、逆にメアザたちの立場が危うくなっていく

 

 

 

地方の村に残っているしきたりへの配慮は必要ながら、(村の女性たちが悲鳴を上げている以上)国際的なルールで踏み込むしかないのだろう

 

エンドロールの前に「ヒルトの事件以降、結婚目的の誘拐は懲役5年に」というテロップが流れる


 

自身も人道支援活動を続けているアンジェリーナ・ジョリーが、Executive Producerとしてクレジットされている

 

 

明日は、1981年公開のATG作品をご紹介

 

www.youtube.com