引用元:eiga.com
2016年の作品
双葉(宮沢りえ)は、夫の一浩(オダギリジョー)に突然出て行かれてからこの一年、登校拒否気味の娘の安澄(杉咲花)をひとりで育てていた
それまで夫婦で切り盛りしてきた銭湯は閉め、パン屋のパートタイムで働く毎日
そんなある日、双葉はパン屋で接客中に意識を失い倒れてしまう
担ぎ込まれた病院で判明したのは「ステージ4の癌、余命二か月」
その日は絶望に塞ぎ込む双葉だったが、翌日から今までできなかったことを一気に着手し始める
興信所に頼んで夫の住所を突き止めて連れ戻し、銭湯の営業を再開し、夫の連れ子も込みで家族を再生していく
イジメで学校に行きたくない安澄の背中を押しながら
病状が悪化する中、驚異的なスピードで自らの死後の環境を整えていく双葉
そして彼女には最後にもうひとつ大事な仕事が残されていた
男がこしらえてきた面倒を女が苦労して立て直していく
何食わぬ顔で戻ってきた男は相変わらず役立たずで、子供たちが大奮闘
という大筋は王道なんだけれど、それでは片付けられない「邦画の良さがギュッと詰まった」作品
すき焼き食べたくなる
明日は、レモンが主役の映画を紹介します