無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

602. クエシパン ~ 私たちの時代

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引用元:filmarks.com

 

2019年のカナダ映画

 

ケベックにあるインヌ族居留地ウアシャで暮らす、ミクアンとシャニスという女友だちの話

 

前々々回採り上げた「北の果ての小さな村で」のグリーンランドから近い(といっても2,000kmくらい離れているから 東京から北京くらいの距離になる)

 

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ふたりは性格も生き方も正反対なのに、幼い頃から仲良しで、ずっと一緒に遊んできた

 

ミクアンは勉強熱心で、居留地の外の世界にも関心を持っていて、白人のフランシスと仲良くしている

 

一方のシャニスは、若くして一児の母親となり、地元民としての誇りを持って暮らしている

 

お互いの生き方を尊重してはいるけれど、時々起こってしまう不幸な出来事にふたりの意見は衝突してしまう

 

ミクアンは、シャニスの夫の酒癖とDVが許せないし、シャニスは、ミクアンがつきあっているフランシスに警戒心以上のネガティブな感情を持っている

 

そんなある日、自宅に大勢集まってパーティーを楽しんでいる部屋に、顔にアザをつけたシャニスが泣きながら入ってくる

 

それを見かねたミクアンの兄は、すぐさまシャニスの自宅に向かおうとする

 

 

 

 

ストーリーの中に出て来る口論、暴力、反発、偏見

 

それらすべては居留地へ追いやられたことや、それによって生じる不利益への不満によるものかもしれない

 

しかし冷静にひとつひとつを取り上げてみると「もう少し冷静だったら防ぐことができたのに」ということだらけにも見える

 

もちろんそうした気質そのものが作り上げられていったとも言えるけれど、関係を続けることに躊躇するフランシスを非難することはできない

 

 

 

明日は、半袖カッターシャツの男性が活躍(?)する作品をご紹介