無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

481. 天気の子

引用元:yahoo.co.jp

 

先週、「すずめの戸締まり」の二回目を観てきた

 

一回目から数日しか経っていないこともあって、(楽しみな気持ちと同時に)最後まで集中できるか不安に感じながらの鑑賞

 

ストーリーが頭に入っているだけに、多少の前後関係の確認をする程度で、後は自分の好きなシーンやキャラクターに意識を傾けながら観たけれど、一回目に気になったりモヤモヤした部分も自然に受け入れられて、一回目よりも更に楽しめた

 

もしも、二回目を迷っている人がいたら「是非!」とオススメしたい

 

 

 

 

 

伊豆諸島の島のひとつ、神津島を飛び出してきた高校生の帆高

 

フェリーで上京し、とりあえずネットカフェでバイト探しをするも、家出している理由で身分を名乗るわけにもいかず、仕事が見つからない

 

このままでは所持金も底を着いてしまうと、フェリーで知り合った怪しいオトナ(大雨の甲板の上で助けてもらった)須賀から貰った名刺を頼りに、彼のオフィスを訪ねる

 

そこは、須賀が姪の夏美と二人で、細々と雑誌に記事を書く仕事をしているオフィスで、帆高は住み込みで働き始める

 

東京での住まいと食い扶持を何とか確保した帆高だったが、東京はずっと雨が続く異常気象で、気分的にも重苦しい日が続く

 

そんなある日、ネットカフェで暮らしていた頃に、ファーストフード店でちょっとしたお世話になった少女・陽菜と再会する

 

ファーストフード店をクビになり、怪しい仕事に手を出そうとしていた陽菜は、寸前のところで帆高に助けられ、(祈ることで一時的な晴れ間をつくることが出来る)晴れ女の能力を仕事にすることを薦められる

 

帆高、陽菜、そして陽菜と暮らしている弟の凪の三人は、依頼ベースで仕事を請け負うウェブサイトを立ち上げ、仕事を始める

 

予想を上回る反響に喜ぶ三人だったが、雨天の神宮花火大会を晴れにした光景がテレビ中継されてしまい、対応できない量の依頼が殺到することになる

 

 

 

 

基本的なプロットがシンプル過ぎて、作品的には小粒な印象ではあるけれど、大ヒットした前作「君の名は。」による過度な期待にうまく応えながらも、(自身の路線を見失うことなく)次作以降に繋げていく「これ以上ない程のスムーズ感」のある作品

 

 

 

ちなみに神宮の花火大会は、以前働いていたオフィスから何度か観た

 

オフィスの電気を一部消して、買い込んだビールとおつまみを持って、窓際の部屋に集まってワイワイやりながらの花火は格別だった

 

これなら雨の日でも問題ない(実際に雨が降った年もあった)けれど、神宮球場秩父宮ラグビー場で(チケット代まで払って)楽しむ人たちにとっては、晴れ女に頼りたいところだろう

 

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