引用元:amazon.co.jp
突然ですがクイズです
下にある国別データは何の率でしょう?
フランス 3.54%
ポルトガル 3.37%
アメリカ 2.50%
日本 1.65%
イタリア 1.51%
こちらは離婚率(答えがパッと見えてしまわないように色を変えてみた)のデータ
人口1000人当たりの%ということらしい
離婚のデータに関しては、年間の離婚件数を同年の婚姻数で割ったデータも存在するので、定義の確認が必要
そうしないと上記(太字)の場合、国によっては50%とか60%とかになってしまう(離婚した夫婦は、結婚した年に関係なくカウントされるから当然高い%になる)
そもそも年代が違えば婚姻率も変わるのだから(面白いから使いたくなるのは理解できるけれど)統計データとして扱うには無理がある
それにしてもフランス、ポルトガル、アメリカ、日本までの率には違和感がないけれど、イタリアの数字の低さは驚き
情熱的で冷めやすい(事情があって色を変えてみた)イタリア人がどうしてこんなに低い離婚率なのか?
と思ってしまうけれど、イタリアでは離婚は裁判所を通す必要があり、時間とお金がかかること、さらに宗教的な手続きも必要になる
実際に宗教上の理由で、1970年まではイタリアでは離婚は禁じられていたという
本作はそれから僅か二年後、1972年に公開されたイタリア映画
父親と二人暮らしのアルフレード(ダスティン・ホフマン)は、おとなしい性格で、銀行で真面目に働いている
そんな彼が一目ぼれした薬局の店員マリア・ローサ(ステファニア・サンドレッリ)
声を掛ける勇気の無いアルフレードが彼女をこっそり眺めているところを、性格が真反対の親友オレステに見つかってしまう
オレステがマリア・ローサと傍に居た彼女の友人をさっそくナンパしてしまい、4人でデートに行くことになる
せっかくのチャンスも話を盛り上げるのが上手いオレステに仕切られてしまい、アルフレードはガッカリして家に帰る
ところが数日後にそのマリア・ローサから電話があり、ふたりでデートをすることになる
そして二回目のデートで映画に行った帰り道、別れ際に意を決してアルフレードがマリア・ローサにキスをすると、、
誇張されてはいるのだろうけれど、コメディとして成立するほどにイタリアではこうした例(夫婦のどちらかの情熱にもう一方がついて行けない)は共感を得やすいのだろう