引用元:Yahoo.co.jp
1996年のアメリカ映画
1991年に公開された「ケープ・フィアー」を彷彿とさせるデ・ニーロがサイコ・キラーを演じるスリラー映画
サンフランシスコでナイフの製造・販売をする会社に勤めているギル(ロバート・デ・ニーロ)は大の野球ファン、というよりも地元ジャイアンツの熱狂的なファン
彼は開幕を前にして、いつにも増して興奮していた
その理由はアトランタ・ブレーブスから地元サンフランシスコにスター選手のボビーが移籍してくるから
別れた妻と住んでいる息子のリッチーを開幕戦に誘い一緒に観戦していたが、大事な仕事も抱えていたために途中でスタジアムを離れてしまう
ギルが息子を置き去りにしたことに激怒した妻エレン(パティ・ダーバンヴィル)は、彼を訴え、裁判所から息子への接近禁止令処分を勝ち取る
仕事の方も、開幕戦と同じ日に予定されていた大事なクライアントとの面会に遅れてしまい解雇されてしまう
失意のギルに追い打ちをかけるようにボビーも大スランプに陥ってしまい、ギルは頭を悩ませる
そして導き出した解決策は、チーム内のライバル打者であるプリモ(ベニチオ・デル・トロ)に向けられる
ジャイアンツの球場は、現在の海沿いにあるものではなく、その一世代前の「キャンドルスティック・パーク」と呼ばれていた野球とアメフトの兼用スタジアム
本作では、どのシーズンなのか明らかにはされていないけれど、公開前年の95年5月2日には野茂英雄がこのスタジアムでメジャー初登板している(結果は5回を投げて無失点、被安打1、7奪三振の好投ながら勝敗はつかず)
バリー・ボンズやマット・ウィリアムスを相手にマウンド上の野茂が大きく振りかぶっている姿を、ワクワクしながらTV観戦したのを覚えている
ビッグ・ネームになる前のベニチオ・デル・トロ、そしてジャック・ブラックも出演
公開時の劇場以来、27年振り(!)に観たけれど、前回はこのふたりが出演していることには気が付かなかった(そもそも存在を知らなかった)