無人島シネマ

毎朝7時頃更新 忘れてしまうには惜しい映画 と雑記

427. マルホランド・ドライブ

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引用元:Yahoo.co.jp

 

2001年のアメリカ映画

 

以前「花様年華」の時に触れた

英BBCが選ぶ21世紀の映画ベスト100で、堂々の1位に輝いた作品

 

 

   10. No Country for Old Men (Joel and Ethan Coen, 2007)
     9. A Separation (Asghar Farhadi, 2011)
     8. Yi Yi: A One and a Two (Edward Yang, 2000)
     7. The Tree of Life (Terrence Malick, 2011)
     6. Eternal Sunshine of the Spotless Mind (Michel Gondry, 2004)
     5. Boyhood (Richard Linklater, 2014)
     4. Spirited Away (Hayao Miyazaki, 2001)
     3. There Will Be Blood (Paul Thomas Anderson, 2007)
     2. In the Mood for Love (Wong Kar-wai, 2000)
     1. Mulholland Drive (David Lynch, 2001)

 

 

リタと名乗る女性(ローラ・ハリング)が、ハリウッドのある家庭に潜り込む

 

その家は有名な女優ルースの家で、そこに居た姪のベティ(ナオミ・ワッツ)に「記憶がなくなっているようだ」と告げる

 

しばらくすると記憶の断片が思い出され、マルホランド・ドライブで自動車事故に遭ったらしいことがわかる

 

リタのバッグには大量の100ドル札と青い鍵が入っていたがリタにはその理由もわからず、ベティと一緒に失った記憶を取り戻そうとする

 

 

 

クリストファー・ノーラン監督の「メメント」のように現在と過去、現実と空想が入り乱れるだけでなく、リタとベティの立場が逆転したりして、前半はかなり振り回されるし後半も落ち着いて観られるという類の作品ではない

 

しかし不思議と試されている感は薄く、心地良く翻弄されながら鑑賞できる

 

ハリウッドの舞台裏を描いた、という意味では「サンセット大通り」にも影響(いづれも実在の通りの名前をタイトルにしているところからして)を受けているのだろう 

 

 

上記ベスト10作品はすべて観ているけれど、マイベスト10をリストアップしたらほとんど重複しないと思う

 

自分の好みも大きく偏っているけれど、このBBCのチョイスもなかなか個性的だ