引用元:amazon.co.jp
前回の続きでシンシナティについて
2015年のアメリカ映画
カスタマーサービス(顧客からの問い合わせやクレームなどの電話対応)界で評判になった著書のあるマイケル
妻と子供に恵まれた充実した生活を送っているように見えるも、実際には退屈して生きがいを失っていた
講演を行うために訪れたシンシナティのホテルで、彼の著書に感銘を受けて翌日の講演に参加しようと同僚と一緒に前泊していたリサという女性に出会う
作品に関する予備知識ゼロで観始めたので、数秒経ってからストップモーション・アニメだと気づく始末
一番新鮮だったのはアニメーションなのにまったくメルヘンもアドベンチャーも無いこと
それどころか大人の嫌な日常?を実写ではなく、わざわざ時間をかけて再現した「何のために?」という疑問が消えない作品だった
ところが次第に、マイケルがフレゴリ症候群にかかっているような描写など、実写だと興覚めしてしまう可能性も高いところではアニメーションの特性を活かす一方で、ちょっとしたしぐさや顔の筋肉の動きなどは完全な再現に成功しているのを観て、納得しながらストーリーに入って行けた
冒頭、マイケルがシンシナティ空港で拾ったタクシーの中で、運転手がシンシナティの街自慢をするシーンがあるのだけれど「ワールド・クラスの動物園」という推しは実際のあるあるなのだろうなあ、と妙に納得してしまった
ガイドブックを見て最もがっかりするのは、動物園や植物園、水族館や大聖堂などが真っ先に観光スポットに挙げられている時かもしれない