引用元:amazon.co.jp
2001年の作品
金融株式についてフリーのライターとして働いている朝倉ユキ(市川実和子)は、酔った勢いで同僚とホテルに居た時に、実家からの電話で兄の死を知る
その兄は、何年も引きこもり生活をしていたが、昔から父親との折り合いが悪く、喧嘩すればどちらかが死んでしまいそうなレベルで、母親は泣いてばかりで役に立たないことからユキは彼を引き取って面倒をみていたところ、数か月前に突然失踪していた
彼が住んでいたアパートに行ってみると、そこで何日もかけて餓死したせいか、彼が横たわっていた部分は酷いことになっていた
特殊清掃業者に頼んでキレイにしてもらっている時、部屋の角にコンセントにつないだままの掃除機を見つけ不思議がっていると、清掃員の男性がプラグの先を切断して(まるで遺品のように)ユキに持たせてくれる
生前に兄が「コンセントに繋がっている時にだけ動くことができる少年」をビデオで観ていたことを思い出し、そのビデオをレンタルショップで探していたところ、大学のゼミ仲間だった律子に声を掛けられる
基本的にスピリチュアルな話は(自分にその方面への興味も素養もないせいか)苦手なのだけれど、本作はそれをテーマにしつつも深入りしていない?ので最後まで楽しめた
途中グロテスクな映像もあるけれど、数秒眼をそらしてやり過ごした
初めて観る俳優も多く、カメラワークも洗練されているわけではないので、自主製作感さえあるけれど、ストーリーは面白いし既製の手法に頼っていない感じに好感が持てる
主演の市川実和子は、 本作の二年前に大瀧詠一のプロデュースで歌手デビューをしている
アルバムは、大瀧詠一をはじめ、筒美京平、井上大輔、細野晴臣など豪華な作曲陣を起用している
ずっと入手しようと試みつつも叶わない一枚
残念ながら映像は見つからなかった