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2002年のフランス・スペイン映画
イギリス人のウェンディ、ドイツ人のトビアス、イタリア人のアレッサンドロ、
性別も国籍も異なる5人の若者は、バルセロナでルーム・シェアをして暮らしていた
そこにパリからきた大学生のグザビエが、大学で知り合ったベルギー出身のイザベルと共に加わり、7人でのきょう生活がスタートする
グザビエがスペインに来たのは、父親のコネを使った役所への就職を確実なものにするための留学だった(このアパートに転がり込んだのも、母親に紹介されたアパートが気に入らなかったから)
要は25歳にもなってまだ「お子ちゃま」なグザビエの、初めての冒険旅行
そんな彼が好きになったイザベルがレズビアンだったり、人妻と不倫関係を持ったり、パリに残してきた彼女からフラれたり、いろんな洗礼を受けている間にあっという間に1年が過ぎ、グザビエはスペインを離れる
いかにも(国境の垣根が低い)ヨーロッパらしい話で羨ましく思う
日本人が中国人、オーストラリア人、パキスタン人、タイ人らと暮らす場面は、バンコクやデリーのゲストハウスなら数日間はあり得るけれど、アジア人オンリーではないだろう
アメリカだとアラスカやハワイと本土の州から集まっても、言語も食べ物も読んでる雑誌まで一緒かもしれない
その点、ヨーロッパは距離の割には多様性があるところ(そして適度に仲が悪いところ)が最大の魅力
実際にこういう経験を二十歳前後にする欧州の若者も多いんだろうなあ