無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

217. 記憶にございません

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引用元:Yahoo!映画

 

2019年公開の三谷幸喜監督作品

 

タイトルはその昔、ロッキード事件で証人喚問された実業家の発言が当時の流行語になったもの(この台詞が半世紀近くも使われているほどに国会の中身に進歩が無い?)

 

 

 

中井貴一演じる総理大臣が、記憶を失くしたのを機にこれまでの悪習を断ち切って職務に邁進するというストーリー

 

 

強い者には媚びへつらい、弱い者には横柄な総理はみんなの嫌われ者

 

ついには演説中に国民からの投石によって意識を失い、病院に担ぎ込まれてしまう

 

病院で意識を取り戻したのはいいものの、総理は過去の記憶を失くしてしまっていることに気付く

 

そして記憶を失くす前の自分の総理としての不甲斐無さと、妻の不倫や息子の非行など家庭が崩壊寸前であることを知る

 

 

そんな中、アメリカ大統領が来日することになり、周囲は総理の記憶喪失が世間に知られないように必死で工作を進める

 

 

この絶体絶命のピンチに、総理はアメリカンチェリーの関税を撤廃しろというアメリカの大統領の提案に対して「国内のさくらんぼ農家を守る義務がある」と、突っぱねてしまう

 

 

 

総理役は中井貴一にしかできないと思わせるくらいの適役

 

この人の魅力をそのまま伝えるために書かれた脚本なのでは?と思わせるほど演技が上手いのだろう

 

シニカルなニュースキャスターは、メイクが強すぎて誰が演じているのかわからなかったけれど、クレジットには有働由美子の名前が

 

 

余談ながらアメリカン・チェリーの関税率は、日本は一桁に過ぎず(しかも年々下がっている)けれど、中国では何と50%!

 

中流層が大好きなフルーツだったのに、ピーク時の10分の1まで消費量が下がったという

 

政治が生活に影響を及ぼす度合いも、アメリカに対する姿勢も日本とはかなり異なるのだろう

 

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