無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

192. サーミの血

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引用元:Yahoo!映画

 

サーミ人とは

 

スカンジナビア半島北部の先住民族で、サーミ語を話すがスウェーデン語、フィンランド語、ロシア語などのバイリンガル(或いはそれ以上)も多いという

 

スウェーデン北部に暮らすサーミ人は、スウェーデン人によって差別的な扱いを受けていた

 

 

 

1930年代、寄宿学校に通うエレ・マリャは、学校での成績も良く、進学を希望していたが、スウェーデン人教師から「あななたちサーミ人の脳は文明に適応できない」と言われて、大きなショックを受ける

 

また男子生徒の前で身体検査を受けさせられたりと、屈辱的な出来事が絶えない日々ながら、エレは逞しく学校生活を送っていた

 

ある日、彼女はスウェーデン人を装って夏祭りの会場に忍び込み、洗練された雰囲気のニクラスと出会い恋してしまう

 

サーミの伝統的な生活(テントで生活し、トナカイを飼う)から抜け出したい一心で、ニクラスを頼って街に出る

 

 

2016年のスウェーデンノルウェーデンマーク映画

 

監督のアマンダ・シェーネルの父親はサーミ人で、母親はスウェーデン

 

父方の家族の多くは今でもトナカイ猟師だけど、祖父母はスウェーデン人になりたくてサーミ語を話すことをやめ、今では家でサーミ語を話すことはない

 

この様にサーミ人の中でも伝統的な生活を維持している度合いは異なるせいで、サーミ人サーミ人を嫌うケースもあるらしい

 

またスウェーデン人のコミュニティに入っていくにも(本作の中でも描かれているように)パーティーでヨイク(無伴奏の即興歌)を歌わされ複雑な思いをしたりと、難しい問題を抱えている 

 

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