無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

190. スタンリーのお弁当箱

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引用元:Yahoo!映画

 

2011年のインド映画

 

小学校4年生のスタンリーは、ムンバイの学校に通っている

 

陽気な性格でクラスの人気者ではあったが、クラスメートたちが思い思いのお弁当を食べるお昼休みには、こっそりと学校の水道で水を飲み空腹を紛らわしていた

 

クラスメートには「両親がデリーに働きに行っているから」と説明していたけれど、両親は交通事故で亡くなっていて、スタンリーは意地悪な叔父の食堂で下働きをさせられていたのだった

 

そんなスタンリーを助けようと、クラスメートたちは少しづつおかずを分けてあげようとするも、性格の悪い国語教師ヴァルマーが邪魔をする

 

彼は教師でありながらも(というか教師という立場を利用して)生徒たちからおかずを巻き上げていた

 

ついにはスタンリーに向かって「弁当を持って来ない生徒は学校に来るな」と強く叱りつける

 

 

 

コメディタッチの作品ではあるけれど、インドにパワハラ普通に存在することをうかがわせるシーンもあって複雑な思いにはなる

 

 

 

本作にも出てくる(というかテーマである)インドの弁当箱、ダッバー

 

円柱型のステンレス製で、通常二段、三段重ね

 

インドの食べ物は強烈な香りや色移りしそうなものが多いから、昔からすべてステンレス製

 

パッキンが使われているわけではないので、気を付けないと液体がこぼれてしまうけれど、食べる人が学校や会社に持参するのではなく、出かけた後に専門の業者ダッバーワーラーがピックアップして学校や職場に届けてくれるから大丈夫らしい

 

そもそもインドにお弁当というシステムが昔(19世紀頃)からあるのは、宗教や地域によって食べ物や食習慣が異なる為、外でも家で作ったものを食べる必要があったことによるらしい

 

本作にも描かれているけれど、各家庭が思い思いの昼食を作ったのを教室に集まって食べる様子は、ちょっとしたイベントみたいで楽しそう

 

 

日本では(コロナ以前からの話として)給食が質素過ぎると言われていたり、給食費の未払いの問題があったりと悲しいニュースが多いのは何とも残念

 

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