無人島シネマ

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173. スターリンの葬送狂騒曲

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引用元:Yahoo!映画

 

2017年のイギリス・フランス作品

 

タイトルが「協奏曲」や「狂想曲」ではなく「狂騒曲」になっている通り、絶対的指導者(独裁者)の死後の周囲の狼狽をコミカルに描いた作品

 

ちょうどこの頃、東ドイツに興味を持って社会主義についていろいろ調べているうちに自然とソビエトに辿り着いたこともあって、強い関心を持って鑑賞

 

 

 

ソビエトの指導者は、レーニン から始まって

          スターリン

          マレンコフ(暫定)

          フルシチョフ

          ブレジネフ

          アンドロポフ

          チェルネンコ

          ゴルバチョフ のたった8人

 

初代のレーニンは1年1か月と短く、アンドロポフとチェルネンコも同様に1年程度、そして本作でも大いにコケにされているマレンコフに至っては暫定期間として6か月だから、1917年から1991年までの74年間のウチ約70年を4人で統治してきたことになる

 

ちなみに同期間の日本では、18代寺内正毅から78代宮澤喜一実に60名近くになる、、果たしてどちらがあるべき姿なのだろうか

 

 

 

監督のアーマンド・イアヌッチはインタビューの中で「ドイツのどんなホテルにもヒットラー肖像画は飾られていないけれど、自身が宿泊したモスクワのホテルにはスターリン肖像画が掲げてあった」と発言している

 

夫々の最期と当時の国家の状況以外は(数千万人というとんでもない数の命を奪ったことも含め)印象が重なるというのに、ふたりの扱われ方には大きな違いがある

 

などと重い話になりがちではあるけれど、本作は不謹慎なくらいにコミカル

 

何度も大笑いした作品

 

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