無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

170. 世界にひとつのプレイブック

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引用元:filmarks.com

 

2012年のアメリカ映画

 

 

高校教師のパット(ブラッドリー・クーパー)は、妻のニッキーが「同僚と浮気」している現場に遭遇する

 

 

それはスティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」が流れる自宅での出来事だった

 

我を失い同僚に暴力を振るってしまったパットは、精神病院に入れられてしまう

 

 

 

8か月後に退院したものの、ニッキーへの接近は裁判所命令で禁止されていた

  

実家で両親の世話になりながらリハビリを続ける毎日は退屈で、精神的にも不安定になりがちのパット

 

ちょっとしたことでキレたり、激しく動揺したり、そんな自分にフラストレーションを溜めて誰かを口撃したり

 

大好きなアメフトの贔屓チームの応援でパットと打ち解けようとする父親ともうまく折り合えない

 

 

そんな中、友人のロニー夫妻が招いてくれた食事会で、夫妻の妹のティファニージェニファー・ローレンス)に出会う

 

ティファニーも夫と死別し不安定な状態が続き、会社をクビになって以来メンタル的な診療を受けていた

 

心に大きな傷を抱えたふたりは、衝突を繰り返しながらも徐々に惹かれあっていく

 

 

 

 

 

取り乱すシーンが多過ぎて観ていてとにかく疲れる

 

その価値があると思える作品ではあるけれど、、

 

 

 

スティーヴィー・ワンダーの「My Cherie Amour」が流れている中で妻の浮気現場を見て以来この曲がトラウマになるというのも酷い設定だ

 

「ハイ・フィデリティ」でも、音楽通を気取る中古レコード店の男がスティーヴィー・ワンダーの「I Just Called to Say I Love You」を買いに来た中年紳士に対して失礼な態度をとるシーンがあるけれど、どうしてこうもスティーヴィーばかり攻撃されるのか?

 

先述の2曲は(確かにメロディも甘すぎるけれど)どちらかと言えばアレンジがベタ過ぎることが冷かされてしまう理由だろう

 

可愛そうな気もするけれど、天才的なメロディメイカーならではの苦難かもしれない

  

ちなみにRolling Stone誌の読者が選んだTop 10 Songsは

 

 1. Superstition

 2. Living for the City

 3. As

 4. Higher Ground

 5. Sir Duke

 6. I Wish

 7. I Just Called to Say I Love You

 8. Overjoyed

 9. I Believe

10. Boogie on Reggae Woman

 

というバランスの良い選出ながら、世間の印象は「甘いバラードを歌うソウルシンガー」なのだろうか

 

 

閑話休題

 

原題は「Silver Lining Playbook」

 

Playbookとはアメフトで使われる「作戦ノート」

 

Silver Liningは、天候が回復する時に雲の後ろから太陽が覗き雲の淵(Lining)が光ることから「好転する兆しが見られる」ことを指す

 

邦題を考えるのに苦労しただろうなあ

 

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