無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

166. ノルウェイの森

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引用元:Yahoo!映画

 

「一方、その頃日本では」

 

 

 

というワケではないけれど

 

前回の「地獄の黙示録」と同じく1969年の日本

 

 

 

大学のシーンでは、学生運動の様子も描かれていて若干の同時代性はあるものの、巨大なスケール感の「地獄の黙示録」に対して、本作は東京の大学に通う学生の内面に潜り込んだもの

 

 

ワタナベ(松山ケンイチ)は、東京の私立大学に合格し神戸から上京する

 

学生運動に参加するわけでも、スポーツや遊びに熱中するわけでもなく、授業に出る他は寮でぼんやり本を読んで過ごしていた

 

そんな時、中央線の車内で偶然、直子(菊地凛子)と再会する

 

直子は同じ高校で、ワタナベの唯一の友人、キズキ(高良健吾)の彼女だった

 

キズキと直子は幼いころからずっと一緒だったせいか、(二人きりよりも)ワタナベを入れて三人でよく遊んでいたが、キズキは高校三年の春に突然自殺してしまう

 

ワタナベと直子は、お互い東京での学生生活に馴染めないまま、週末にデートを重ねるようになる

 

 

 

 

2010年の作品

 

公開時に劇場で観て以来、久しぶりに鑑賞

 

前回はキャスティングの違和感(原作小説から勝手に描いていたイメージとのギャップ)が気になって落ち着いて観られなかったけれど、10年以上経つと前回の記憶も薄れて雑念なく楽しめた

 

ワタナベがバイトするレコード店の店長役に細野晴臣、そして直子が療養のために入った寮の門番を高橋幸宏が演じている

 

ワタナベと同世代の彼らが作品の中で「オトナとして」登場しているのも面白い

 

 

同年のアメリカ(地獄の黙示録)との比較という面では日本が内省的に映るかもしれないけれど、ベトナム戦争アメリカで行われたわけでもないし、国内の不穏な空気は割と近いものがあったのかもしれない

 

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