引用元:Yahoo!映画
2009年のアメリカ映画
この邦題では「数多とある中年恋愛映画と同じ様な作品か?」と敬遠した人も多いはず
原題の「The Private Lives of Pippa Lee」を見て観てみようかと
かなり年上の作家ハーブ(アラン・アーキン)と結婚し、夫が病に倒れたのをきっかけに二人でマンハッタンからコネチカットに移り住んだ妻のピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)
老人だらけの刺激のない街に暮らす退屈はあるものの、自然に囲まれた暮らしは夫の健康の為にも良いし、何より経済的な心配の無い裕福な暮らしに満足していた
しかしそんな彼女にも、10代の頃母親との確執から家を飛び出し薬物とセックスに溺れる生活を送っていたという夫以外には知られていない過去があった
期待していなかったせいか作品について下調べなく観始めたので、意外な豪華キャストに驚いた
妻の友人役でウィノナ・ライダー、隣に引っ越してくる謎めいた男性としてキアヌ・リーブスも出演している
しかし本作ではその豪華さを際立たせるのではなく作品(役)に自然に馴染ませている
ウィノナ・ライダーはどこかくたびれていて、キアヌ・リーヴスも冴えないコンビニ店員、モニカ・ベルッチにいたってはヒステリックな前妻役としてほんの少し登場するのみという、何とも贅沢なキャスティング
コネチカット州は治安も良く自然にも囲まれているから、お金さえあれば最高の老後を過ごせる場所のひとつだろう
↓の記事は、アメリカ50州でリタイア後の生活に向いてるランキング
なんとコネチカット州は41位
順位付けの基準のひとつ「物価」で大きく順位を落としているけれど、そもそもリタイア後に移住する人が物価の高さを気にするのか?という気はする(むしろ物価が高い方が治安の良さに繋がるためそういう人たちにとっては好都合だろう)
ちなみに他の基準は「治安」「文化」「気候」「健康(環境)」
場所を選べばニューヨークにも自然はあるし、モンタナにも文化的な施設はあるのだから、乱暴な基準ではある
ランキングを見ていると、アラスカが治安と気候において最下位に近いのが目を引く
気候はともかく、治安も悪いの?
と思って調べてみたら、アラスカは全米一の銃の所持率(61.7%)
そして銃による死亡者の2/3は自殺、、労働時間の長さは全米一だという
石油やガス以外の産業が思いつかないけれど、アラスカの人はそんなに残業しているのだろうか?
コネチカットの話からすっかり脱線してしまった