引用元:Yahoo!映画
2007年の作品
修学旅行で京都に来た時に迷子になり、近くにいた舞妓さんに助けてもらったことがきっかけで熱狂的なファンになった鬼塚公彦(阿部サダヲ)
彼の生き甲斐は、京都に行って舞妓さんの写真を撮影し応援サイトにアップすること
東京のカップ麺を製造販売している会社で働いているが、入社時からの念願が叶いカップ麺の「かやく」だけを製造している(社内ではカヤク工場と呼ばれている)京都支社への異動が決まる
狂喜乱舞の公彦は、京都出身だからという理由だけでつきあっていた彼女(柴咲コウ)も振り切って新天地に赴任する
これで念願の舞妓遊び、ついに野球拳ができると期待に胸を膨らませるも、そこには一見さん御断りのハードルが高くそびえていた
公彦は必死に働いて会社の業績を伸ばすことに貢献し、社長のお供をする形でお座敷デビューを果たすも、それまでの過労で身体が悲鳴をあげてしまう
脚本が宮藤官九郎、主演が阿部サダヲというクレジットから想像できる通りの内容に途中までは予定調和を感じていたけれど、後半公彦が挫けそうになる辺りからストーリーに膨らみも出てきて盛り上がっていく
コロナ禍で花街も大きな打撃を受けながらも舞妓さんによるオンラインでの茶道教室など新しい試みにチャレンジしている
「一見さん御断り」から「新規開拓」はなかなかのモデルチェンジだ
果たして新たな需要の掘り起こしに成功しているのだろうか?
ちなみに「かやく」とは加薬(薬味を加える)からこう呼ばれるようになったとのこと