引用元:amazon.co.jp
2011年のスペイン映画
1939年に内戦が終結しフランコが政権を握った翌年、オルテンシアは独裁政権に抵抗したとしてマドリッドの刑務所に収監される
彼女のお腹には共産主義活動家の夫、フェリペの子供がいるというのに
オルテンシアの妹のペピータが、故郷のコルドバから姉を助けにやって来て、オルテンシアの知人セリアのサポートでマドリッドに住む部屋とメイドの仕事を得る
姉がいる刑務所に面会に訪れたペピータは、オルテンシアと再会を果たす
嬉し泣きする妹に対して、姉は「潜伏中の夫に手紙を届けてほしい」と頼む
刑務所を出たペピータに、「姉の友人」だという女性が声を掛けてきて、偽造IDとお金を手渡し、フェリペの仲間と合流するよう指示する
そんな危険なことは出来ない、と躊躇するも最後には姉を助けるため受け入れてしまう
敵国との戦争ならまだしも、内戦で本人や家族が命を懸けて活動したり、誰かを守ったり、誰かを裏切ったりする状況は、今の日本ではイメージしづらい
フランコ政権が終わった(フランコが死亡した)のが1975年だから、当時ハタチだった若者は66歳
そう考えると、スペインでの世代間の感覚の違いは日本のそれとは比較にならないのかもしれない
フランコ政権について少しでも何か読んでからの鑑賞がおすすめ