無人島シネマ

忘れてしまうには惜しい映画 および雑記

133. 好きにならずにいられない

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引用元:Yahoo!映画


2015年のアイスランド映画

 

 

アイスランド映画だから」

 

という理由だけで観てみた作品

 

 

アイスランドに関しては、「オーロラ」と「ブルーラグーン」しか知らず、どんな産業や、名産、料理、があって何が娯楽なのか?

 

この映画を観れば、少しはアイスランドについて知ることができるかも、と淡い期待を抱いて鑑賞

 

 

何しろ地図を見るだけでワクワクする

 

アイスランドからは、イギリスやノルウェーよりもグリーンランドの方が近い! 

 

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43歳のフーシは肥満で毛髪も乏しく、とても女性にモテそうな外見ではない

 

母親と二人暮らしで、仕事は空港の荷物係、、、ささやかな楽しみは金曜日に行きつけの店(レイキャビクに実在するタイ・レストラン「THAI STYLE」)でパッタイをたべること、フィギアでジオラマを作って過去の大戦を再現すること、そしてラジオ番組に大好きなヘビメタの曲をリクエストすること

 

 

職場では、単調な仕事も黙々と真面目にこなし、心無い年下の同僚からのイジメに対しても怒らず、受け流している

 

そんなフーシに母親とその彼氏は、「女性との出会いのチャンスを作ってあげよう」と、誕生日のギフトに、「カウボーイハット」と、「ダンススクールのクーポン券」をプレゼントする

 

フーシは躊躇するも母親に急き立てられダンススクールに行き、シェヴンという女性(リムル・クリスチャンドゥティルと出会う

 

シェヴンを車で送ったり、一緒にパッタイの店に行ったり、車の中でいつものラジオ番組を聴いたり(いつものヘビメタではなく彼女の好きなカントリーをリクエスト)して楽しく過ごす

 

そしてある日、シェヴンに「家でお茶を飲んでいかない?」と誘われる

 

 

 

 

充実した生活を送っている風には見えなかった43歳の息子と、その母親

 

お互いのことを面倒みている気でいながら、お互いに依存している状況

 

先の短い母親に比べて、フーシには、いくつかのささやかな楽しみがあるとはいえ、「このままで良いのか?」と思う気持ちも強くある

 

もちろんこのまま老いていくことも可能

 

同僚にイジられても(言い返さずに)受け流す様子には、むしろそれ(このまま老いていくこと)を可能にするために身に着けた術、のようなものを感じさせて切なくなる

 

 

それにしても、いつもヘビメタの曲をお願いしているDJに、カントリーの曲をリクエストするのは(女性に告白するよりも)勇気がいるだろうなあ

 

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